十三歳の誕生日、皇后になりました。石田リンネ / 青井みと

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エピローグ


暁月と堯佑。赤奏国を二分している抗争で暁月軍が勝利するためには、堯佑軍に所属している布元将軍を退ける必要があった。このまま真っ向勝負をしても暁月軍が勝利することはできるかもしれないが、そのために多くの血が流れることになる。それを避けたい莉杏は、布元将軍にとって堯佑が仕えるべき主君かを見極めさせるために、自らが人質になって布元将軍の良心を問うという、茉莉花や海成たちが考え出した作戦に乗ることを決意する。
危険な作戦に暁月すら反対しようとするが、莉杏の「暁月に愛される皇后になるために、出来ることをやる」という決意は固く、まだ十三歳という若さでありながら敵陣の真ん中で人質として捕らわれることになってしまった。莉杏たちの作戦、そして赤奏国を二分しているこの戦争の行方は…!?

なりゆきで皇后になってしまった少女の後宮恋物語、かつてないシリアスな展開と皇帝と皇后の深い絆と愛が描かれる第6巻…必読の一冊!!