私、もういいよね? 寛君のこと信じていいよね。ホテルの一室で確かめ合ったお互いの“好き”という気持ち。不安にかられるかなえの手を握り、寛は“ずっとこの手をつないでいよう”と言った。2人は今日から恋人同士。……でも、現実は物語のようにハッピーエンドのままでは終わらない。かなえと寛の周りでは静かに、でも確実に何かが変わり始めていた――。