後宮にも少しづつ馴染んできた少女・彗(すい)。 後宮では「観月の宴」(かんげつのうたげ)という盛大な宴が開催されていた。 皇后を狙う李家の姫君・悠芽(ゆうが)は、王の寵愛を受ける伝説の歌姫・由羅(ゆら)が楽師の男と愛し合っていることに気づき由羅を貶める為の策を巡らす。 それは、由羅にとって、そして彗にとっても悲しい物語の始まりであった。
愛、嫉妬、政略。陰謀渦巻く後宮を舞台に、彗が自らの運命を切り開く中華後宮大河ファンタジー!第3弾!