なみだめし九十九森 / 六月柿光

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エピローグ


物語の舞台は銀座・築地で美人女将が一人でひっそりと営業している小料理屋。その店では、訪れるお客の人生に深く関わる「一品料理」を出していた。その「一品料理」を食べた時、お客は自分の人生で何が大切なのかを気づき、新たなる一歩を踏み出せるのであった。
亡き父が作ってくれたハンバーグ。大切な祖母の手作り梅酒。心の片隅に咲く赤いスパゲティ。思い出あふれるオムライスなど…。心のエネルギーになる数々の料理。その「料理」は「なみだめし」と呼ばれる……。
オール読み切り形式で贈る“珠玉の食ドラマ”。是非、ご賞味ください。